シートベルトテンショナ
专利摘要:
本発明は、シートベルトシャフト(10)と、前記シートベルトシャフト(10)と接続されたロードリミット装置(70)と、前記シートベルトシャフト(10)と回転不能に連結されたテンショナ駆動ホイール(20)とを備えたシートベルトテンショナであって、前記テンショナ駆動ホイール(20)を前記シートベルトシャフト(10)に連結するために保持部材(30、50)が設けられていて、前記保持部材(30、50)は引き締め動作が行われた後にシートベルト引き出し方向への前記シートベルトシャフト(10)の回転により解除可能であるシートベルトテンショナに関する。 公开号:JP2011515270A 申请号:JP2011501119 申请日:2009-03-05 公开日:2011-05-19 发明作者:リズスモ、エリック 申请人:オートリブ ディベロップメント エービー; IPC主号:B60R22-18
专利说明:
[0001] 本発明は、シートベルトシャフトと、シートベルトシャフトに接続されたロードリミッタ装置と、シートベルトシャフトに回転不能に連結されたテンショナ駆動ホイールとを備えたシートベルトテンショナに関する。] 背景技術 [0002] 上記の種類のシートベルトテンショナは、自動車に使用され、事故の開始時に安全シートベルトの巻き上げにより、場合により存在するシートベルトのゆるみを取り除き、同乗者をできる限り早期に車両の減速に連結させる目的で使用される。同乗者の早期の連結に基づき同乗者に作用する負荷は、前方移動のできる限り長い経路に分配されることにより軽減される。提供される前方移動の経路を完全に利用することができるように、シートベルトテンショナは更にロードリミッタ装置を備え、このロードリミッタ装置によりロードリミットされたシートベルト引き出しが可能となる。ロードリミットされた前方移動の間のこの同乗者負荷はロードリミッタ装置の設計により決定され、多様な順番で複数のロードリミッタ要素を組み合わせることにより多様なロードリミット経過も調節することができる。] [0003] しかしながら、このようなシステムの場合の欠点は、シートベルトの引き締め及びロードリミットの間に、シートベルトシャフトの連続の対向した(opposed)回転動作に基より、巻き取り動作に引き続くシートベルト引き出し動作が、シートベルトテンショナによる依然として行われている引き締め力により妨げられることである。この欠点であるロードリミットの妨害により、ロードリミット動作の初期に短いピークが形成される。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本発明の課題は、テンショナ駆動ホイールとシートベルトシャフトとが、引き締め動作が行われた後にロードリミットの妨害を回避するためにできる限り迅速に連結解除され、その際もちろん引き締め長さは短縮されないシートベルトテンショナを提供することである。] 課題を解決するための手段 [0005] 本発明の課題は、請求項1の特徴を有するシートベルトテンショナにより解決され、その際、有利な実施態様は従属形式請求項に記載されている。] [0006] 本発明では、テンショナ駆動ホイールをシートベルトシャフトに連結するための保持部材が設けられていて、保持部材は、引き締め動作が行われた後にシートベルト引き出し方向へのシートベルトシャフトの回転により解除可能であることが提案される。この提案された保持部材に基づき、テンショナ駆動ホイールとシートベルトシャフトとはまず相互に回転不能に連結されるため、引き締め動作はできる限り損失なしにシートベルトシャフトに伝達される。保持部材の解除は、次にシートベルト引き出し動作の開始によって行われるため、ロードリミットは、テンショナ駆動ホイールによるシートベルトシャフトへ及ぼされる力によってもはや妨害されることはない。] [0007] テンショナ駆動ホイールとシートベルトシャフトとの連結解除をできる限り使用されたシートベルト引き出し動作により直接行うため、保持部材はテンショナ駆動ホイールの回転動作により安全位置から準備位置へ移動可能であることが提案される。準備位置において、保持部材はテンショナ駆動ホイールをシートベルトシャフトとまだ連結するが、しかしながら既にできる限りわずかな時間損失で結合の解除を行う位置にある。] [0008] 次に、好ましくは、上記の解除は開始されたシートベルト引き出し動作により引き起こされ、この場合、ここではシートベルト引き出し動作が引き締め動作に沿った方向に向いているので、保持部材の誤った解除が引き締め動作の間でもなお排除することができるという利点が利用される。] [0009] さらに、テンショナ駆動ホイールとシートベルトシャフトとは傾斜面形状によって相互に連結され、かつ保持部材の解除動作は、傾斜面形状により強要されるテンショナ駆動ホイールの軸方向動作の実行によって解除可能であることが提案される。この場合、上記で提案された傾斜面形状は、保持部材を安全位置から準備位置へ動かすためにも、準備位置から開放位置への本来の解除のためにも利用することができる。この場合、傾斜面形状は、故意に強要される軸方向動作が準備位置に達するまでのみ行われ、引き続き本来の引き締め動作に移行するために円周方向への力の伝達が可能であるように設計することもできる。] [0010] さらに、シートベルト・テンショナ・ハウジングにクランプ面が設けられ、クランプ面には保持部材がシートベルト引き出し動作の実行により固定可能であり、かつ保持部材の解除動作はシートベルトシャフト及び/又はテンショナ駆動ホイールから上記の固定によって生じることが提案される。] [0011] さらに、保持部材はシートベルトシャフトと共にくさび式固定されるバネ板によって形成されていることが提案される。] [0012] 上記で提案されたバネ板は廉価な打ち抜き部材として製造することができる。更に、バネ板は、バネ鋼の相応する選択で、引き締めプロセスの間でも、巻き上げ動作からシートベルト引き出し動作への転換の間でも、力の吸収に関して機械的な材料要求を満たす。更に、バネ鋼の選択では、保持部材に準備位置でテンショナ駆動ホイールによってスプリングプリロードがかけられているので、保持部材が回転動作の実行後にロードリミットの開始時に自動的に開放状態に移動することが可能になる。] [0013] バネ板は、内側噛み合い部を備えた穿孔部を有し、かつ外側噛み合い部が設けられたシートベルトシャフトの段部に押し込み可能であり、その際、押し込まれたバネ板はねじれ及びくさび式固定によってシートベルトシャフトに固定可能である。従って、バネ板は一方の方向の回転動作によって意図的にくさび式固定され、回転動作は、反対方向ではシートベルトシャフトの開始するシートベルト引き出し動作によってバネ板の解除のために利用される。] [0014] 従って、開始されるシートベルト引き出し動作がバネ板の解除動作に直接変換されるように、テンショナ駆動ホイールには、バネ板が当接するストッパが設けられている。ストッパはバネ板の組み立ての間にくさび式固定のために必要な回転動作の制限として用いられる。テンショナ駆動ホイールには、シートベルトシャフトのシートベルト巻き取り動作からシートベルト引き出し動作への転換の間にまだ存在する引き締め力が巻き取り方向にかけているため、上記の当接は、更に、シートベルトシャフトと接続するスプリングシャフトのためにほぼ固定する当接面として利用することができる。バネ板は、それにより、更にテンショナ駆動ホイールに対して固定されている。] [0015] 更に、テンショナ駆動ホイールはシートベルトシャフトとは反対側の端面に円錐部を有し、円錐部にバネ板が当接し、かつバネ板はテンショナ駆動ホイールの軸方向動作の実行により旋回動作が実施され、それによりシートベルト・テンショナ・ハウジングに固定されることが提案される。提案された円錐部は、バネ板の線状又は点状の当接を可能にし、かつテンショナ駆動ホイールの軸方向動作の際に、クランプ力を加えるために必要なバネ板の旋回動作を生じさせる。] [0016] 旋回動作は、バネ板がバネ板の外周部に、突き出したスプリングアームを有し、かつスプリングアームによって円錐部に当接していることにより更に簡素化される。上記の突き出したスプリングアームにより、第1にスプリング剛性が意図的に減少されるため、旋回動作はより確実に実行され、更にスプリングアームは旋回動作の間に相互に向かい合うスプリング動作を実行することができる。] [0017] 本発明の他の好適な実施態様では、スプリングアームがバネ板から軸方向に突き出し、かつテンショナ駆動ホイールの軸方向動作の実行の際に内側に向かう旋回動作が実施され、それによりスプリングアームは収縮し、構造的に簡単な方法で必要なクランプ力を生成することができる。] [0018] 本発明の他の好適な実施態様では、スプリングアームが横断面において少なくとも断片的に傾斜方向に向いたラチェット形状を形成し、かつシートベルト・テンショナ・ハウジングのクランプ面は対応する形状を有し、この対応する形状はクランプ面に対して一方の方向でバネ板の相対回転を可能にし、クランプ面に対して他方の方向におけるバネ板の相対回転の場合には、バネ板は固定される。従って、スプリング要素は、既に引き締めの際に、シートベルトシャフトの回転方向の反転時に更なる送り動作なしにシートベルト・テンショナ・ハウジングに対して固定される位置に置かれることができる。] [0019] 更に、バネ板のスプリングアームは取り付け位置を規定する機械的コーディング部を有することにより、取り付け故障を抑制し、かつ自動化された製造プロセスを可能にすることが提案される。] [0020] シートベルトシャフトとテンショナ駆動ホイールとの間にブロッキング要素が設けられていて、かつブロッキング要素が保持部材によって遮断された位置でロックされることにより、テンショナ駆動ホイールとシートベルトシャフトとの連結を更に改善することができる。] [0021] 保持部材は、例えば一つのバンドによって形成することができ、この場合、バンドの第1の端部はブロッキング要素を遮断された位置でロックし、かつ第2の端部はシートベルト引き出し動作の実行によりシートベルト・テンショナ・ハウジングに対して固定可能である。] [0022] バンドを固定する簡単な方法においては、第2の端部をシートベルト・テンショナ・ハウジングに配置されたクランプ面の巻き付きによって固定可能である。従って、シートベルトシャフトにより実行される回転動作は、固定するクランプ面へのバンドの固定のために必要な巻き付き動作としても利用される。] [0023] 次に本発明を好適な実施例を用いて詳細に説明する。これらの図面で以下の点を詳細に認識することができる。] 図面の簡単な説明 [0024] 図1a−図1eは、テンショナ駆動の作動前のバネ板を備えたシートベルトテンショナである。 図2a−図2eは、テンショナ駆動が作動したバネ板を備えたシートベルトテンショナである。 図3a−図3eは、連結されたテンショナ駆動ホイールを有する、ロードリミットが開始された場合の、バネ板を備えたシートベルトテンショナである。 図4a−図4eは、連結解除されたテンショナ駆動ホイールを有する、ロードリミットの間の、バネ板を備えたシートベルトテンショナである。 図5a−図5bは、テンショナ駆動ホイールと、シートベルトシャフトと、ブロッキング要素をロックするためのベルトとの間にブロッキング要素を備えたシートベルトテンショナである。 図6aは、解除動作を示す、テンショナ駆動ホイールと、シートベルトシャフトと、ブロッキング要素をロックするためのバンドとの間にブロッキング要素を備えたシートベルトテンショナである。 図6bは、解除動作を示す、テンショナ駆動ホイールと、シートベルトシャフトと、ブロッキング要素をロックするためのバンドとの間にブロッキング要素を備えたシートベルトテンショナである。 図6cは、解除動作を示す、テンショナ駆動ホイールと、シートベルトシャフトと、ブロッキング要素をロックするためのバンドとの間にブロッキング要素を備えたシートベルトテンショナである。 図6dは、解除動作を示す、テンショナ駆動ホイールと、シートベルトシャフトと、ブロッキング要素をロックするためのバンドとの間にブロッキング要素を備えたシートベルトテンショナである。] 図1a 図1e 図2a 図2e 図3a 図3e 図4a 図4e 図5a 図5b 実施例 [0025] 図1a〜1eには、引き締めプロセスの開始前の状態の、シートベルトシャフト10と、シートベルトシャフト10を引き締めプロセスの間に巻き取り方向に駆動するテンショナ駆動ホイール20とを備えた、本発明により構成されたシートベルトテンショナが示されている。更に、ロードリミッタ装置として作用するトーションロッド70のシートベルトシャフトに固定された端部が示され、トーションロッド70は引き締めプロセスに引き続きロードリミットされたシートベルト引き出しを可能とする。明瞭性のために、以後、テンショナ駆動ホイール20のシートベルトシャフト10との連結に関連するシートベルトテンショナの部分だけが図示され、記載される。図1cには、端面側のシートベルトテンショナが示されていて、この場合、特に、固定されたシートベルト・テンショナ・ハウジング40の一部分(この場合、スプリングカセットの一部)、相互に同心に配置されたシートベルトシャフト10及びテンショナ駆動ホイール20が示されている。切断方向C−C及びA−Aの概略が図1e及び1dに示されている。テンショナ駆動ホイール20はシートベルトシャフト10の側面に配置されていて、シートベルトシャフト10と傾斜面形状21を介して結合されている。シートベルトシャフト10は、ノッチ11を有し、ノッチ11は傾斜面形状21の底部内へ突き出ていて、周面側で勾配部22に当接している。更に、前記シートベルトシャフト10は段部12を備え、段部12に保持部材として作用するスプリング要素30が設けられている。段部12には噛み合い部14が配置されていて、噛み合い部14に、穿孔部と穿孔部中に配置された内側噛み合い部32とを有するスプリング要素30が共に押し込み可能である。スプリング要素30自体は、半径方向に広がるバネ板34と、バネ板34の外縁部から軸方向に突き出すスプリングアーム31とから構成されている。スプリングアーム31は固定するシートベルト・テンショナ・ハウジング40(この場合はスプリングカセット)のフランジ41を取り囲む。スプリングアーム31は更に空所33を有し、空所33は機械的コーディング部を表す。機械的コーディング部に基づき、スプリング要素30は、テンショナ駆動ホイール20から内側に突き出たストッパ25により空所33が遮閉される位置にあるときだけ、内側噛み合い部32によりシートベルトシャフト10の噛み合い部14に押し込むことができる。引き続き、スプリング要素30は、相応する工具を利用しながら図1aに示された位置に、ストッパ25がスプリングアーム31の一つに当接するまで時計回りに回転される。スプリング要素30がシートベルトシャフト10に対して回転することができるように、スプリング要素30の材料がシートベルトシャフトの材料よりも硬質であることが重要である。このためにスプリング要素30はバネ鋼から構成され、シートベルトシャフトは例えばアルミニウム鋳物から製造されていることが好ましい。こうして製造された安全位置では、スプリング要素30はバネ板34とスプリングアーム31との移行部により形成される屈曲箇所で、テンショナ駆動ホイール20の円錐部27に当接し、テンショナ駆動ホイール20をそれによりシートベルトシャフト10に対して図1eに示された位置へ押し付ける。] 図1a 図1c 図1e [0026] 引き締め動作の開始と共に、テンショナ駆動ホイール20は矢印方向「S」に回転して移動し、この場合にシートベルトシャフト10は巻き取り方向「Q」に駆動する。この期間の個々の部材の相互の位置は、図2a〜2eに図示されている。テンショナ駆動ホイール20の回転と、テンショナ駆動ホイール20と接続されたシートベルトシャフト10への回転モーメントの伝達に基づき、テンショナ駆動ホイール20はシートベルトシャフト10のノッチ11で勾配部22により押し離され、この場合、軸方向へのわずかな動作が行われるため、シートベルトシャフト10とテンショナ駆動ホイール20との間に間隙26が生じている。更に、テンショナ駆動ホイール20はスプリング要素30に円錐部27を介して軸方向に負荷をかけるので、スプリングアーム31は図示された準備位置へと内側の方向に向かう旋回動作を行う。この時点で、スプリング要素30は噛み合い部14及び32のくさび式固定によって段部12に未だに固定保持されているので、テンショナ駆動ホイール20はスプリング要素30をスライドさせることはできない。スプリングアーム31は断面方向で傾斜して構成されていて、シートベルトシャフト10の巻き取り方向での回転方向「Q」に基づき、固定するフランジ41を介して、シートベルト・テンショナ・ハウジング40のフランジ上に取り付けられた噛み合い部42によってラチェット式に固定される。引き締め過程の間でのテンショナ駆動ホイール20からシートベルトシャフト10への円周力の伝達は、ノッチ23からノッチ11へ行われ、ノッチ23、11はこの位置で、平坦であるか又はわずかに傾斜して構成されているだけの面によって相互に当接し、それにより円周力はできる限り損失なく伝達され、スプリング要素30の解除を引き起こしかねない不必要に高い軸方向の力は生じない。伝達のために複数のノッチペアを備えることができることは自明である。] [0027] ロードリミットの開始と共に、図3a〜3eに示されているように、テンショナ駆動ホイール20は静止し、シートベルトシャフト10の回転方向はシートベルト引き出し方向「K」に逆転する。この場合、スプリング要素30は、噛み合い部42中でフランジ41上に固定する斜め方向を向いたスプリングアーム31を介して、シートベルト・テンショナ・ハウジング40に対して固定される。シートベルトシャフト10は、この場合、噛み合い部14及び32において再びくさび式固定が解除されるまで、スプリング要素30に対して、組み立てプロセスの間のくさび式固定動作に反する方向のわずかな相対回転を生じる。スプリング要素30とシートベルトシャフト10との相対回転の作動は、更に、スプリング要素30がスプリングアーム31の一つによってストッパ25に当接し、ストッパ25がなお接するテンション力により固定されていることにより支援することができる。スプリング要素30が、空所33がストッパ25の下にくる図3aに示された位置に達する場合、スプリング要素30は準備位置から上記のスプリングプリロードに基づき、図4dに示された位置へと軸方向にスライドする。スプリング要素30はこの位置でもはやシートベルトシャフト10と接続せず、かつスプリングアーム32によってシートベルト・テンショナ・ハウジング40を突き破る。テンショナ駆動ホイール20はこの場合に同様に軸方向に向かう動作を図4eの位置に達するまで行い、この位置においてテンショナ駆動ホイール20はもはやシートベルトシャフト10と噛み合っておらず、従って連結解除されている。] 図3a 図4d 図4e [0028] 図5a及び図5bには、テンショナ駆動ホイール20がブロッキング要素60を介してシートベルトシャフト10と連結されている他の実施例が示されている。ブロッキング要素60は、バンド要素50として構成された保持部材を介して遮断された状態でロックされる。この遮断された位置は図5aに示されている。このロックされた位置で、バンド要素50は巻き取り断片52でシートベルトシャフト10に巻き付き、ブロッキング要素60は一方の端部51でロックされる。バンド要素50の解除のために、テンショナ駆動ホイール20は引き締め過程の開始と共に矢印方向「H」に軸方向動作を行い、その際、巻き取り断片52は準備位置にシフトし、この準備位置で巻き取り断片52はシートベルト・テンショナ・ハウジングの固定するフランジ41に巻き付く。このロードリミットの開始と共に、シートベルトシャフトはシートベルト引き出し方向に回転し、その際、端部51は一緒に引き出され、かつ巻き取り断片52をフランジ41に巻き付くことにより固定する。巻き取り断片をフランジ41に固定することにより、最終的に端部51は固定され、かつブロッキング要素60は自動的に解除される。] 図5a 図5b [0029] 図6a〜6dには、連結解除過程の間の個々の部材の協働が断面図で示されている。図6aから出発して、まずシートベルトテンショナは、テンショナ駆動ホイール20がシートベルトシャフト10を矢印方向「Y」に駆動し、この場合にそれ自体は矢印方向「X」に回転する位置にある。テンショナ駆動ホイール20とシートベルトシャフト10との間にブロッキング要素60が設けられていて、ブロッキング要素60はテンショナ駆動ホイール20の切欠部29及びシートベルトシャフト10の凹設部15内へ噛み合う。テンショナ駆動ホイール20の駆動モーメントは、この場合、押圧面28と押圧面16とを介してシートベルトシャフト10に伝達され、この場合、押圧面28及び16にはそれぞれ圧力P1及びP2がかかる。更に、保持部材として作用するバンド要素50の端部51が示されていて、バンド要素50はブロッキング要素60を、クランプ力P3を行使して図示された連結位置でロックする。巻き取り断片52のフランジ41での固定に基づき端部51は固定され、矢印方向「T」でテンショナ駆動ホイール20のフリースペース29a内へスライドする。今やロックされない位置で、ブロッキング要素60は矢印方向「R」で凹設部29内へ旋回し、その際、シートベルトシャフト10の凹設部15から離れる。旋回動作は、この場合、押圧面16が勾配部として構成されることにより、ロードリミットの間に矢印方向「A」でシートベルトシャフト10の回転が始まることによって支援することができる。] 図6a 図6b 図6c 図6d
权利要求:
請求項1 シートベルトシャフト(10)と、前記シートベルトシャフト(10)と接続されたロードリミット装置(70)と、前記シートベルトシャフト(10)と回転不能に連結されたテンショナ駆動ホイール(20)とを備えたシートベルトテンショナにおいて、前記テンショナ駆動ホイール(20)を前記シートベルトシャフト(10)に連結するために保持部材(30、50)が設けられ、前記保持部材(30、50)は、引き締め動作が行われた後にシートベルト引き出し方向への前記シートベルトシャフト(10)の回転により解除可能であることを特徴とするシートベルトテンショナ。 請求項2 前記保持部材(30、50)は前記テンショナ駆動ホイール(20)の回転動作により安全位置から準備位置へ移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載のシートベルトテンショナ。 請求項3 前記保持部材(30、50)は、前記シートベルト引き出し動作の実行により前記準備位置から解除可能であることを特徴とする、請求項2に記載のシートベルトテンショナ。 請求項4 前記テンショナ駆動ホイール(20)と前記シートベルトシャフト(10)とは傾斜面形状(21)を介して相互に連結され、前記保持部材(30、50)の解除動作は、前記傾斜面形状(21)によって強要されるテンショナ駆動ホイール(20)の軸方向動作によって実行可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項5 前記シートベルト・テンショナ・ハウジング(40)にはクランプ面(41)が設けられており、シートベルト引き出し動作によって前記保持部材(30、50)が前記クランプ面(41)に固定可能であり、前記固定動作によって前記シートベルトシャフト(10)及び/又は前記テンショナ駆動ホイール(20)から前記保持部材(30、50)を解除されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項6 前記保持部材(30)は、前記シートベルトシャフト(10)にくさび式に固定されたバネ板によって構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項7 前記バネ板(30)は、内側噛み合い部(32)を備えた穿孔部(ボア)を有し、かつ外側噛み合い部が設けられた前記シートベルトシャフト(10)の段部(12)に押し込み可能であり、前記押し込まれたバネ板はねじれ及びくさび式固定によって前記シートベルトシャフト(10)に固定可能であることを特徴とする、請求項6に記載のシートベルトテンショナ。 請求項8 前記バネ板(30)の回転角を制限するストッパ(25)が前記テンショナ駆動ホイール(20)に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載のシートベルトテンショナ。 請求項9 前記テンショナ駆動ホイール(20)は、前記シートベルトシャフト(10)とは反対側の端面に円錐部(27)を有し、前記円錐部(27)に前記バネ板(30)が当接し、前記バネ板(30)では前記テンショナ駆動ホイール(20)の軸方向移動により旋回動作が実行され、それにより前記バネ板(30)は前記シートベルト・テンショナ・ハウジング(40)に固定されることを特徴とする、請求項6、7または8のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項10 前記バネ板(30)は、前記バネ板(30)の外側円周部に離間したスプリングアーム(31)を有し、かつ前記スプリングアーム(31)が前記円錐部(27)に当接していることを特徴とする、請求項9に記載のシートベルトテンショナ。 請求項11 前記スプリングアーム(31)は、前記バネ板(30)から軸方向に突き出し、前記テンショナ駆動ホイール(20)の軸方向移動の際に、内側に向かった旋回動作を行うことを特徴とする、請求項10に記載のシートベルトテンショナ。 請求項12 前記スプリングアーム(31)は、横断面において少なくとも部分的に傾斜したラチェット形状を形成し、前記シートベルト・テンショナ・ハウジング(40)のクランプ面は、これに対応する形状(42)を有し、前記バネ板(30)が前記クランプ面に対して一方向へ相対回転可能となり、前記バネ板の前記クランプ面に対する他方向への相対回転を固定することを特徴とする、請求項10または11に記載のシートベルトテンショナ。 請求項13 前記スプリング要素(30)の前記スプリングアーム(31)は取り付け位置を規定する機械的コーディング部を有することを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項14 シートベルトシャフト(10)とテンショナ駆動ホイール(20)との間にブロッキング要素(60)が設けられ、前記ブロッキング要素(60)は前記保持部材(50)によって遮断位置でロックされることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシートベルトテンショナ。 請求項15 前記保持部材(50)はバンド要素(50)により形成され、前記バンド要素(50)の第1の端部(51)は前記ブロッキング要素(60)を遮断位置でロックし、第2の端部(52)はシートベルト引き出し動作により前記シートベルト・テンショナ・ハウジング(40)に対して固定可能であることを特徴とする、請求項14に記載のシートベルトテンショナ。 請求項16 前記第2の端部(52)は、前記シートベルト・テンショナ・ハウジング(40)に設けられたクランプ面(41)周囲への巻き付けによって固定可能であることを特徴とする、請求項14に記載のシートベルトテンショナ。
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同族专利:
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引用文献:
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